明昌堂クリエイティブレポート
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▲012-021.pdfのレポートプリフライト実行日 2018年6月7日、実行Enfocus PitStop Server 17 update 1、Enfocus PitStop Library 17 update 1より提供Enfocus PitStop Library 17 update 1で生成されたレポート文書は 6 の分版を使用していますが、以下 4であるべきですこれら 6 の分版は次になります: Black, Cyan, Magenta, Yellow, 教師用PR版, 解答版 生成対象:yoshikawa@meisho-do.co.jp■PDFファイルの検査 PitStopはPDFの編集・加工だけでなく、強力な検査機能も持っています。印刷時にエラーとなる不要な版の検出、RGBカラーの検出、ヘアラインの検出など多くの検査項目を備え、その検査基準値も自由に設定できます。そして、複数の検査項目をまとめて一つのアクションにすることができます。事例❸ 当社ではPDFを納品する前に、InDesignのプリフライト機能では検出できない、不要な版の混入やTAC値オーバーを、PitStopを使用して検査することを独自に義務付けています。そのほか、使用が禁止されているフリーフォントの有無など、お客様のご要望に応じて必要な検査項目を追加することもできます。詳しくは当社営業にお尋ねください。事例❹文書の全般的なプロパティにエラーが見つかりましたプリフライト レポート左上:複数ページのPDFを単ページに切り分け、ファイル名をリネームするフロー左下:IllustratorデータからPDFを書き出し、PitStopにて特定の色を変換しEPSファイルとして保存するフロー2/2雑誌・書籍の場合、TAC値(総インキ量)の上限は320%程度と言われています。当社ではTAC値が基準を超える画像をPitStopで検出し、調整を行っています。エラーが報告された画像をAcrobatで確認するとオレンジ色の部分のTAC値が320%超えていることが分かります。http://www.meisho-do.co.jpMeisho-do Creative Report Vol.462色や4色印刷のデータに不要な特色が混入しているというトラブルは以前から多く発生しています。当社では、PitStopを用いてデータの版数を検査し不要な版の混入を防いでいます。上の例ではプロセスカラー4色以外に特色2版が存在しているというエラーが出ています。September 10,2018PITSTOPSERVER版数の検査規定のTAC値オーバーを検出PitStopとSwitchの連携について当社では自動化フローデザインソフトウェアの「Switch」を用いて、PitStopで行う処理以外も含めてプログラム化するフローを構築しています。ファイル形式によるデータの仕分け、AcrobatやIllustratorなどのAdobe製品からのデータ書き出し、Microsoft Officeアプリケーションとの連携、そしてPitStopによるPDF加工など、さまざまな処理をSwitchで順序立てて組み合わせることにより、これまでひとつひとつ手作業で行っていた工程をまとめて自動化することができます。

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