▲■自動組版のメリット 当社では、商品ごとにお客様のご要望に合わせてカスタマイズされた、非常にシンプルな自動組版のシステム設計を行っています。そのため短期間で導入することができ、また初期費用を非常に安く抑えることができます。紙面のフォーマットデザインも当社で行いますので、初めにお客様にご用意いただくものは基本的にはテキストデータのみです。 また、自動組版用に作られた大量のテキスト情報は、そのままデータベースとして使用できます。データを一元管理することができれば、複数の書籍、またはウェブサイト等の他メディアへ、効率的に情報を展開させることが可能です。 自動組版の導入の際には、必ず事前にお打ち合わせを行います。入稿後のトラブルを防ぎ全体の工期を短縮するため、入稿から納品までのワークフロー、入稿テキストの最適な作成方法、イレギュラー時のルール設定などをご提案させていただきます。 まずは、「こんな書籍を自動組版で作れないか」といったご質問からで構いませんので、お気軽に当社担当営業までお尋ねください。Q1Accessなど、Excel以外のアプリケーションでの入稿は可能でしょうか?A1Accessのデータを直接取り込むことはできませんが、データ形式を変換することで取り込むことができます。その場合は、当社にて変換作業をさせていただきます。自動組版で扱うことができるのは、タブおよびカンマ区切りのテキスト形式となりますので、この形式に書き出すことができれば作成元のアプリケーションは問いません。Q2すでに入稿テキストが出来上がっています。自動組版に適していない状態ですが、明昌堂では自動化は可能でしょうか?A2自動組版に適していないテキストデータの場合、まずはそのテキストが、データベースソフトを使って処理できるかどうかを検証させていただきます。多くの場合、自動組版が可能な商品はテキストもある程度法則性があるため、処理をすることで使用可能となります。以前Excelデータでも、1行ではなく組み上がりをイメージした形で支給いただいたことがありました。このような場合、原稿として非常に見やすいですが、自動組版ができない場合がありますのでご注意下さい。Q3物件ごとに文章量にばらつきがあるので自動組版には向きませんか?A3テキスト全体を表示させるために自動的に長体をかけることもできますし、文章量によって文字ボックスのサイズを自動的に変動させることもできます。複数のデータを繋げて一つのスペースのなかになりゆきで配置することも可能です。そのため、ある程度のテキスト量のばらつきがあっても自動組版を行うことが可能です。Q4双方向リンク機能ですが、校正途中でExcelデータを修正して再入稿することは可能でしょうか?A4文字レベルの修正であれば対応可能です。その場合は、当社にて一度Excelに書き戻したデータをお渡しいたします。ただし、物件の追加・挿入、項目内容の削除がある場合は、再度自動組版が必要となります。Q5校正途中でレイアウト・デザインを修正することは可能でしょうか?A5自動組版を行うような商品は、定形のデザインが大量に続く場合がほとんどです。一度自動組版されたもののデザインに修正を施す場合は、再度自動組版を行うことになります。そのため、初校から再提出させていただくことになります。ただし、書体変更や、カセットの入れ替え程度であれば途中の修正は可能です。自動組版のメリットを十分活かすためにも、完成されたデザインデータと完成度の高いテキスト原稿の入稿をお勧めいたします。Q6画像データなどテキスト以外の情報を書き戻すことはできますか?A6基本的に書き戻されるのは文字情報だけですが、画像の場合はファイル名・貼り込んだトリミング情報を抽出することができます。次回、書き戻し前と同じ画像を、同じトリミングで貼り込むことができます。そのほか、太字やルビの情報も書き戻しのデータに入れることが可能です。2/2http://www.meisho-do.co.jpMeisho-do Creative Report Vol.30APRIL 15,2016明昌堂自動組版システムに関するQ&A
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