▲1/2http://www.meisho-do.co.jpMeisho-do Creative Report Vol.2字形改訂の一例( A-OTFリュウミンPr5 L-KL)July 1,2008 これはモリサワのPr5仕様のフォントだけの改訂になります。データ入稿時には、『改訂前』か『改訂後』、どちらのフォントを使用して作成したデータなのかを入稿データ仕様書(※)に明記する必要があります。見分けるためにはフォントファイルの情報を表示させます。改訂前のフォントは作成日が「2005年6月15日または24日」、改訂後のフォントは「2007年10月15日」となっています。詳しくは下記のホームページをご覧ください。http://www.morisawa.co.jp/font/support/after/sup_058.html(※)入稿データ仕様書についてOSの種類、アプリケーションのバージョン、使用フォントなど、次工程に必要な情報を記入していただくフォームです。印刷会社・制作会社でフォーム内容が若干異なりますが、後工程の会社のフォームを使用するのが一般的です。弊社の入稿データ仕様書が必要な場合は、担当営業までお申し付けください。モリサワPr5仕様の確認方法モリサワ「AJ1-5改訂資料」より抜粋ここの日付を確認する。この場合はPr5改訂前■フォントのバージョンとは フォントもソフトウェアと同様にバージョンアップされています。QuarkやInDesignなどDTPのアプリケーションは、保存時と同じバージョンで開かなければデータ上不具合が発生しますが、フォントに関しても同じ事が言えます。フォントの場合、バージョンが上がるタイミングで字体が変更されることがあります。そのため、制作側と出力側で異なったバージョンのフォントを使用すると、出力結果が変わってしまいます。在版データを使った改版・重版作業も同様ですので注意が必要です。 主要フォントの開発、供給を行っている㈱モリサワでは、2007年11月に次のような発表をしています。これまでにリリースいたしましたOpenTypeフォントAdobe-Japan1-5(Pr5)仕様、全28フォントにつきまして、以下の改訂を行いました。1. 低解像度プリンタでの文字かすれを改訂2. タテ用ピリオド、カンマの大きさを改訂3. 一部字形の改訂4. 文字置換えテーブル(GSUB)の改訂OS X環境の普及に伴い、DTPのフォント環境もオープンタイプフォントが主流となってきました。利便性が向上し、コストも抑えられましたが、使用にあたっては注意しなければならないことがあります。フォントのトラブル防止について
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