▲October 31 ,2022■ユニバーサル社会とは ユニバーサル社会とは、「年齢、性別、障害、文化などの違いに関わりなく誰もが地域社会の一員として支え合うなかで安心して暮らし、一人ひとりが持てる力を発揮して元気に活動できる社会」のことです。 私たちが作成している書籍コンテンツは、文字や写真といった視覚から得られる情報を伝える役割を持っています。しかし、視覚に何らかの障害がある人にとっては健常者と同様の情報を得ることができません。 印刷物のユニバーサル対応は、おもに視覚障害のあるユーザーのための支援策となります。今回は、これらユニバーサル対応コンテンツへの当社の取り組みをご紹介します。■Uni-Voice Uni-Voiceは、印刷物の文字情報をQRコードのような二次元コードに変換し、それをスマートフォンアプリや専用装置で読み取ることで、音声を出力するプログラムです。 特定非営利活動法人日本視覚障がい情報普及支援協会が開発したもので、何らかの障害により文字を読み取れない、仕事や観光で来日して日本語が読めない、などのハンディキャップがある人への情報伝達を、音声によってサポートしてくれます。Uni-Voiceは一つのコードに800〜1000文字の情報を収録できます。通信環境不要でオフラインでも利用でき、多言語にも対応しているという特長を持っています。 身近な採用例として、ねんきん定期便、個人番号(マイナンバー)通知書など官公庁が発行する文書、社会インフラにおいては水道検針票、防災情報などが挙げられます。現在では観光パンフレットや掲示板に、またインバウンド向けに多言語化して利用されるシーンも増えてきました。 音声コードを読み取るためのアプリが、障害者向けの「Uni-Voice Blind」、一般向け多言語対応の「Uni-Voice」の二つです。 印刷物にコードを入れても、それがどこにあるのか視覚障害者には分かりません。そこで、手探りだけで見つけられるよう紙の右下に切り欠き加工を入れるのがルールとなっています。 当社ではテキストデータからUni-Voiceコードを作成することが可能です。音声コードの印刷位置のルール片面印刷の場合Uni-Voice両面印刷の場合で手に入れようで手に入れようUni-VoiceBlindコードの周囲には最低4mmの余白が必要です。また、中心位置が印刷物の端から25mmになるように配置します。片面印刷の場合は右下に1カ所、両面印刷の場合は2カ所の切り欠き加工が必要となります。1/2Uni-Voiceコードサンプル上のアプリで読み込むことにより、音声が再生されます。※実際には切り欠き加工が必要です。4mm25mm25mm4mm25mm25mmhttp://www.meisho-do.co.jpMeisho-do Creative Report Vol.69近年、官公庁の掲示物、広報物等のユニバーサル対応が進んでいます。出版物においても、新規顧客層の獲得、企業イメージ向上などの効果が期待できるユニバーサルデザイン。当社の関連サービスを紹介します。ユニバーサル対応コンテンツの制作
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