明昌堂クリエイティブレポート
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じ字May 25 ,2022 テキストデータの入稿方法等について、もしお困りのことがありましたら是非ご相談ください。最も効率的で、ミスの少ない利用方法を提案いたします。かん漢望ましい状態原稿状態上図の囲み部分がMC-B2のタグ。これを検索しInDesignのスタイルに一括して置き換えることで効率化を図った。上がPDF、下がPDFから書き出したWordデータ。Wordデータ上で斜体の部分に色をつけてInDesignに取り込むことで斜体を再現。2/2http://www.meisho-do.co.jpMeisho-do Creative Report Vol.67事例2    MC-B2から書き出されたタグ付きテキスト MC-B2で組版された漢文の学習書をInDesignで 組み直すという改訂版制作の依頼がありました。MC-B2とInDesignの間にデータの互換性はありません。そのため、MC-B2から書き出されたテキストをInDesignのフォーマットに流し直さなければいけませんでした。しかし、MC-B2のテキスト構造は特殊で、文字のスタイル情報がすべてタグとして定義されています。さらに内容が漢文ということもあり、その量も膨大でした。そこで、このタグをInDesignのスタイルに置き換えることにしました。 まず、すべてのMC-B2タグについてInDesignのどのスタイルと紐付ければよいのか調査しました。そして必要な100種類ほどの検索置換設定を作成し、それらを一括して実行するスクリプトを開発。作業効率化と同時にヒューマンエラーの防止も実現できました。事例3    ルビだけが記号で括られたテキストデータ ルビ入り書籍の文字原稿は様々な形式で入稿されます。最近ではWordのルビ機能が使われることが多くなりましたが、下図のようにルビ文字だけが記号類で括られた状態で入稿されたケースがありました。このままではどの文字に対してルビを付与するのかコンピュータには判断することができません。 そこで、ルビ文字が括られている記号の前にある1文字以上の漢字を正規表現を用いて検索し、ヒットした文字列にルビを付与するスクリプトを開発しました。正規表現とは文字列中の「パターン」を検索するための記述方法です。ルビが非常に多い書籍だったため大きな効率化となりました。事例4    PDFのイタリック体を再現する 他書籍の紙面を流用する作業で、流用元データがPDFしかないというケースがありました。幸いテキストはアウトライン化されておらず抽出できる状態でしたが、単純にテキストとして取り出してしまうと、原書のイタリック体のスタイル情報が飛んでしまい、InDesignに流し込んでから再度手動で設定し直さなければいけません。これでは効率も悪くミスが起きる恐れもあります。 そこでまずPDFデータを、Acrobatを使用してイタリック体が再現できるWord形式へ変換しました。次にWord上でイタリック体に適当な文字色を設定してInDesignに流し込みます。InDesignで文字色を検索しイタリック体に置き換えることで対処できました。のルビ入りテキスト#漢|かん|#字|じ|漢字|かんじ|

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